相給(あいきゅう)とは 旗本との複雑関係 - 古文書ネット
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くずし字で楽しむ江戸時代の暮らしと文化江戸幕府の政治4相給とは、一村を複数の領主で知行することです。
たとえば江戸時代の武蔵国入間郡(現・埼玉県狭山市)の村では、天領(幕府領)だけの支配を受ける場合は一給、天領に川越藩支配が加わると二給、更に旗本知行が加わると三給、更にまた別の旗本知行が加わると四給、五給となりました。
相給村は珍しいことではなく、旗本知行地が集中する関東や近畿・中部地方に多く分布しています。
幕府からもらう給料が旗本の場合、俸禄米ではなく領地のため、こんなことになっています。